在宅医療・訪問看護

訪問診療の目的

訪問診療の目的は、病気を治すことだけではありません。

訪問診療を通して、患者さんやご家族が安心して在宅での療養生活を続けられるように、医療の専門家として総合的にサポートさせていただきます。

今まで総合病院や専門医を受診されている場合も、主治医の先生と連携しながら、併用して訪問診療を行うことも可能です。

訪問診療の対象となる方

お一人で通院することが難しい患者さんは、ご病気、ご年齢に関係なく訪問診療の対象となります。

サービスの特徴

社保、国保、自立支援医療、労保、介保の各種保険の他、生活保護等に対応。

定期的に内科医・精神科医がお伺いし、診察、投薬調整、血液検査等、医療サービスを行います。

必要に応じて、連携している訪問看護ステーションから看護師を派遣し、症状の管理・生活指導・服薬状況確認等を行います。
必要に応じて、調剤薬局の薬剤師による服薬指導を行います。

24時間・365日でのサポート

当院では、訪問診療を行っている患者さんに対して、急変時やご不安な時は、24時間・365日の体制でいつでも連絡が取れるようにしています。

夜間や休日も電話対応し、必要に応じて診療時間外でも医師が往診できる体制を取っています。

万が一入院が必要となった時には、ご希望の病院や連携病院への紹介・手配をさせていただくことも可能です。

精神科の訪問診療

精神的な疾患によって通院が困難な患者さまのお宅に、精神科医が定期的に患者様のご自宅やご入居施設にお伺いし医療的管理を行います。

在宅で安心して療養生活を続けられるよう、患者さまに適切な医療（診察・検査・処方）を継続して提供します。

定期訪問に加え、緊急時には必要に応じて入院先の手配などを行います。

精神科訪問診療の対象となる方

入院が必要な時は

在宅療養を行っている最中に、入院が必要となった時や入院希望があった際には、連携病院等へのご紹介・手配を行います。

病状の変化により一刻を争う場合には、救急車を呼んでいただくこともあります。

また、ご自宅で訪問診療を受けながら、精密検査やさらなる治療が必要な時には、専門病院やドクターを紹介し受診していただくことも可能です。

医療処置

がん患者さんの緩和ケア、
看取りについて

昭和の中頃まで、日本では自宅で看取るということは日常的に行われていました。
しかし、現在ではおおよそ80％以上の方が病院で最期を迎えています。
「住み慣れた家で過ごしたい！」と希望される方は多いものの、病状が悪化すれば多くの方が病院に入院し、最期を迎えます。
病院に入院し、当然のように点滴や医療処置を続けることで、患者さんご本人が良い最期を迎えられるのだろうか？
食べられないから点滴をする。
点滴をするため、手足や体のむくみが強くなり、のどに唾液や痰が貯まってくる。
窒息するのを防止するため、昼夜を問わずのどの吸引が必要になる。
胸水や腹水がたまり、つらいため、針を刺して胸水や腹水のドレナージをする。
処置後は一旦楽になるけれども、しばらく経過するとまたつらくなってくる。
歳をとった時、治らない病気になった時、亡くなるその時まで病院で医療処置を続けている。
本当に必要なのか？

もちろん医療用麻薬などを使用し、正しい知識で適切な緩和ケアを行うことは必要ですが、自宅での緩和ケアはホスピスや病院で行う緩和ケアと遜色はないと思います。
「住み慣れた家ですごしたい・・・」患者さんのその自然な気持ちを大切にし、 できる限り住み慣れた家庭や地域で過ごせるように。

そして身近な人に囲まれて最期を迎えることも選択できるように支援していきたいと考えています。
今後自分の体にどんな変化が起こり、どうなっていくことが予想されるのか。 それに対し、どう対処し訪問診療を行っていくのか。
納得できるまで医師とご本人、ご家族がお話をし、それから同一法人内穂訪問看護ステーションや、連携訪問看護ステーションと一緒にオーダーメイドの緩和ケアを行っていきたいと思います。

料金について

各種健康保険適用

• 上記金額は一例です。
  これらに各種加算や処置料等の料金が必要となります。
• 24時間365日サポートいたします。
• 緊急往診は別途費用が発生します。

処方箋に応じてお薬代を薬局でお支払いいただきます。